阪急電車

約2週間前、ヒプノセラピストの友人ととっても久しぶりに、勉強会で再会した。
そこで、有意義な時間を過ごし、時間差で帰ったにも関わらず、電車で一緒になった。
そして、私が「阪急電車」沿線だということを知った彼は、「阪急電車っていう本知ってる?」と尋ねた。私は「???」ということで、その本を薦めてくれたのだが、彼は一味違っていた。・・・それは、「薦めても読んでくれなかったら嫌だから・・プレゼントするわ♪」と一番近い本屋さんへ駆け込み、店員さんにぱぱっと聞いてあっと言う間にプレゼントしてくれたのです。それから、久しぶりの再会に花が咲き、居酒屋で語り合い★
いただいた本は、今10万部は超えているであろうベストセラー「阪急電車有川浩さん作私はあいにく阪急宝塚線の人間ですが、この本の主役となる阪急今津線は私にも深く馴染みのある沿線。この本を読んだら感想を・・と彼からは言われていましたが、読み終わるのに時間がかかりました。その理由は、「この本を読むのは阪急今津線に乗っている時」だったからなのです。たまたま、仕事の絡みで阪急今津線を利用することがしばしばあったもので、せっかくだからこの時間にリアルタイムに阪急今津線を体感しようと思ったのです。本の内容自体はフィクション(ややノンフィクション)なのですが、登場するお店やその駅の雰囲気などはリアリティ溢れてて、今津線を知る人間にはワクワクする内容でありまして〜♪作者さんは「○林」に住んでいるのかしら??なんて想像しながらとっても楽しく読ませていただきました。私は楽しい本に出会うと一気に数時間で読み上げてしまうのですが、今回は我慢して今津線のみで読破させていただきました。こんな経験初めて!!面白かった!!!こんな体験をさせてくれた通称ハッシーに感謝★ありがとうハッシー!!!
一駅ごとに微妙に絡み合いながら移ろいでいく人間模様、そのエピソードにドキドキしながら宝塚駅から西宮北口駅、そしてその折り返しと心憎いまでにまた絡み合う人間模様!久しぶりにフィクションで楽しめた本でした。
せっかくだから、阪急宝塚線も小説にして欲しいと切実に思った次第です。
楽しかった、面白かった、懐かしかった、という気持ちでプレゼントしてくれた友人の粋な計らいに、なんだかくすぐったい有難さとどこか深い感覚からの感謝を感じてなりません。
私もたくさん素敵な本を知っているから、今度はこの人に・・と感じたならプレゼントしてみよう!