お願いだから読んで〜!!

毎日が肌寒くなりましたね。そしてもう9月も終わりですか・・。月日の経つのが早いこと早いこと!
今月は風邪を引いたり元気になったり、ジンマシンや腹痛で苦しんだり治ったりと健康面の変化が目まぐるしかったです。
さて、秋の夜長・・とも言いますし「○○の秋」というフレーズは数知れずですが、「読書の秋」ということでお薦めの本を紹介します。
昨日、大阪でのお仕事を終え帰宅すると母の節子さんが鼻をすすり上げて泣いておりました。
「永遠の0(ゼロ)」(著:百田尚樹さん)を読んだからでした。
私は「これで家族がみんな読んでくれたわ〜♪」とやっと本の感想を家族で語り合えました。
私〜父〜母と回し読みしていたのですが私から母までの期間が1ヶ月ほどあり、もう感想が言いたくてうずうずしていたのですよ〜。
母はほぼ一日で読み上げてましたからよっぽどその内容に引き込まれたのでしょう。
読書が好きなのに活字を読むと睡眠状態になってしまう父も、暇さえあれば目をこすりながらもどんどんページを進ませていたようです。
内容はできるだけ言いたくないのであまり書きませんが、戦争時代を背景にある人物像を調べていく中で様々な真実が発見されていく・・(あぁ、書きすぎか?)
かなりベストセラーになっているので読んだ方も多いかも知れませんが、私は2010年の読書した本で1番感動しました。
とにかく泣けました。読み終わってからのボディ・ブローが激しいです。後から思い返すだけで涙が溢れます。
私はただ戦争で残酷な内容なら嫌だなと思っていたのですが、この本には今私たちが忘れてしまってはいやしないか!?という深い心の数々があり、曇った目を覚まさせてくれるように感じました。
なかなかこの本のような感動には出会えるものではありません。
読み終わってしみじみ思ったことがあります。それは「亡くなった二人の祖父に戦争のお話を聞いてみたかった」という思いです。
母の父である祖父は私が3つの頃亡くなりましたが、銃弾を浴びて足を負傷しなければシベリアに行っていたらしいです。実際シベリアで捕虜になり餓死した親戚もいると聞きました。母が昔戦争の話をせがんでもあまり多くのことは語らなかったそうです。語りたくない、思い出したくない、そんな思いもあったのではないかと今は思います。
戦争を経験し戦地へ赴いていた祖父はどんな思いを秘めてそこに居たのだろうか?と会えるものなら聞いてみたいです。
この本は物語としてはフィクションですが背景である戦争についての描写は事実を元にしていると思います。ただ、戦争のむごさを教えてくれるだけではなく登場人物の心と心の触れ合いが魂に響きます。
お願いだからまだ読んでない人は読んでみてください!!